PHONO EQ, 32-384 DAC, GROUND NOISE CANCEL in it

税込26,800円

アナログレコードとスマホを聴くポータブルアンプ

デザインと使用部品は予告なく変更になる事があります。

中古で買った昔のターンテーブルや、お父さんの古いのレコードプレーヤーでレコードを聴いてみようという方は多いかと思います。ターンテーブルにはイヤホンの出力端子がありません。オーディオアンプとスピーカーが必要。オーディオ機器が家に無い人も多いでしょう。販売店で売っているオーディオアンプには古いレコードプレーヤーをつなぐ「PHONO入力」が存在していません。最近発売された新しいフォノプリアンプが内蔵されたレコードプレーヤーであればそのままアンプやスピーカーにつなげることが出来ますが、古いタンテは少し厄介です。

大きなサイズのレコードプレーヤーと一緒に、アンプやスピーカーを設置するとなると自分の部屋に設置スペースを必要とし、遮音にも気を使います。なので。。

私たちは「小さいサイズ」で「遮音できる」様にターンテーブル以外の製品を「小型」で「ポータブル」にしました。「出口」にはイヤホンやヘッドホンを使います。そしてターンテーブルをつなぐ「アンプ」は充電して使うポータブルアンプを作りました。「HAKUshin」はレコード再生専用のフォノプリアンプ内蔵しています。PHONO入力を持ちます。古いレコードプレーヤーも接続できます。

またターンテーブルから発生するブーンというハムノイズ。電源から発生するグランドノイズと言われているものです。レコードの音声信号はとても微細な出力なので、機材が抱える電源や部品の機械ノイズの影響をとても受けやすいです。このノイズ、スピーカーでレコードを聴く分には気にならなくてもイヤホンやヘッドホンでレコードを聴くと目立ってきます

「HAKUshin」は、内部に抱える電気回路で出来た仮想アースにより、レコードプレーヤーのハムノイズを最低限に抑える機能を持っています。

HAKUshinを通して、レコードとAPPLE MUSICを比べてみた

HAKUshin Virtual ground noise cancelのしくみ

レコードの溝の音楽を拾いあげるMMカートリッジは、ノイズが少ないと言われるMCカートリッジに比べて、大きな巻き数のコイルと磁石を使います。導線が長い分また抵抗値が大きい分、外からのノイズを拾いやすくなります。MCカートリッジを使えばノイズは激減しますが、使用するには昇圧トランスや、ヘッドアンプ、フォノプリアンプ等の別機材を揃える必要があります。MCカートリッジの値段はMMに比べて5倍から10 倍以上高額です。

私たちはMMカートリッジでもノイズの少ない快適なレコードの音をイヤホンやヘッドホンで聴くために、HAKUshinに「仮想アース」回路を入れました。

レコードのノイズを消すためにはいくつかの方法があります。

カートリッジの出力インピーダンスをさげます。そのためにカートリッジで「HI受けLO出し」といわれる出力信号変換をします。電気信号抵抗値を音の入り口で下げてノイズを乗りづらくします。

2. ブーンという音と同じ周波数の逆相で信号をぶつけて消し込みます。イヤホンのノイズキャンセルと同じしくみです。

3. Virtual ground noise cancel ＝「仮想アース」

私たちは「仮想アース」をHAKUshinの回路の中に搭載しました。「仮想アース」は電源電圧の中間点に作成されます。例えば、12Vの単一電源の場合、6Vに「仮想アース」を作ることができます。分圧器またはバッファとして構成されたオペアンプを使用して行われます。

「仮想アース」は、正負の電源電圧に対して対称な安定した基準点として機能します。安定した基準点を提供することで、「仮想アース」はノイズの影響を低減するのに役立ちます。グラウンド・バウンスは、デジタル回路の状態が切り替わるときなど、電流の流れが急激に変化してグラウンド電圧が変動するときに発生するノイズの一種です。コモンモード・ノイズは、共通の基準点に対して2つ以上のラインに等しく現れるノイズで、安定した「仮想アース」によって軽減することができます。

https://youtube.com/watch?v=kNzL1BMgzSk%3Ffeature%3Doembed

私たちはバランスアウトをHAKUshinに搭載しました。ノイズキャンセル後のレコードの音やDACで入力されたデジタルの音声をL+ L- R+ R-,グランドの５チャンネルで出力します。4.4mmのバランス出力ジャックを直接つなげるとさらにS/Nが改善します。