BELT DRIVE, PITCH CONTROLABLE, UNIVERSAL TONEARM, BLUETOOTH TURN TABLE

2025年春発売予定

税込価格 26,800円

私たちのターンテーブル

アナログレコードは何十年も前の録音現場の「空間」を当時のアナログ録音手法で、波形として溝に刻みこみ、空気の波を黒いビニール盤に閉じ込めています。レコード再生の魅力はその「空間」を針の振動によって掘り起こし、アンプで増幅し、スピーカーやヘッドホンで「再生」することにあります。何十年も前に記録された「音楽」で、イマ隣りで演奏されているような「空間」を作りだすことが、アナログレコードの得意とするところです。レコードはまるで「タイムカプセルのUNBOX」皆さんとこの体験の共有をしたい。そう思います。

「タイムカプセルのUNBOX」体験には、レコードプレーヤーの基本性能の搭載が必要です。シェルとトーンアームの噛み合わせ。カートリッジのグレードアップ。針圧のコントロール。正しいピッチ。重たいターンテーブルプラッター。外部ノイズ対策された筐体デザインやケーブルのシールド。しかしながら、これらの搭載には製品コストがかかります。高額の製品価格になってしまっては、いい音と音楽はスマホで聴けばいいじゃない？ということになります。

音楽は大好き。。DAPやリケーブルイヤホンでハイレゾの音を楽しむ。。推しアーチストのグッズとしてレコードは買うけど聴くことは無い若いお客様たちを考えて、私たちは一番最初に、このタンテの値段を最高でも2万円台と決めました。スピーカー１体型のお手軽レコードプレーヤーに1万円ちょい足した価格を実現したかったのです。

コストを考えると生産地は中国にしました。出来上がった製品を鎌倉市や北名古屋市でUNBOXし、できる限りの手直しをすることとしました。

レコードで音楽を聴くことを「日常」としていない中国の開発者や製造者は日本のレコードプレーヤーを真似て作ることはできますが、ひとつひとつの機能の意味するのかを完全には理解していません。また世界のデジタル音楽再生機器のほぼ100%を開発製造している中国です。音質に対する頑固なこだわりがあり、レコード本来の音質がどうしてもスマホに寄っていきます。開発にあたり、私たちオタレコと中国工場の対話が毎日行われました。到着した製品はひとつひとつ開梱して日本で手直しました。

私たちが作ったレコードプレーヤー HAKU HTT-1100。お客様の初めてのレコードプレーヤーになれるように、心をこめて開発しました。